どんなお話?
おじいちゃん、おばあちゃん、飼っていた猫のこと、
森でばったり出会った蛇のこと…。
ドイツとアメリカという二つの文化圏で出会った
身近な動物たち、そして家族。
暖かなイラストとともに愛情をこめて
カールが綴った19の短い物語。
とカバー裏に記載があります。
父親と過ごした時に教えてもらった虫のこと、
家の周りの森に住む鳥のこと、
おじいちゃんやおばあちゃんや、親せきとの交流に
動物や虫との出会いの物語です。
父から受け継いだ
10歳の時に戦争がはじまり、出征した父親と
会える機会が少なくなったというエリックカール。
しかし、幼いころから生き物を愛する気持ち、絵を描く喜びを
父親から学んだと語っています。
関節炎を虫を使って治すおじいちゃんの話は、
刺されたりかまれたりする痛みの方が
関節炎の痛みよりも痛いから
「和らいだ」気がしているだけでは・・・というお話には
思わずくすりと笑ってしまいます。
動物園のペンギンが
本物じゃなくて作りものかと思った出来事
描かれているペンギンのぎゅうぎゅう具合が
かわいらしいです。
絵本ではありませんが、エリック・カールの世界観を
感じられる1冊です。
作品情報
エリック・カールの動物さんぽ 19のショート・ストーリー 偕成社
作/絵:エリック・カール
訳:ゆあさふみえ
created by Rinker
¥1,100
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