にゃーご

絵本 にゃーご すずき出版 宮西達也 絵本

どんなお話?

3匹の小さな子ネズミは、先生の話を聞かずに
おしゃべりばかり。
ねずみを食べる猫の話を聞き逃してしまいます。

3匹は桃を取りに出かける途中、
「にゃーご」と鳴く大きな猫が立ちはだかります。
先生の話を聞いていたら、一目散に逃げだすところ
この3匹は聞いていないから、逃げ出さない。
「おじさん、だあれ?」と尋ねます。
いつも恐れられていた猫にとって、そんな質問は初めてで
思わず「たま」と答えちゃう。

タイミングを見て、子ネズミたちを食べようと考えていた
猫の「たまおじさん」ですが、
素直で優しい子ネズミたちの言動に素直になり、
桃をもらって別れる展開になります。

先入観なし

おしゃべりをしていて「猫は怖い」という話を
聞いていなかったおかげなのか、
そもそも、この3匹の子ネズミたちの性格なのか、
ほんわかと、温かくなるお話。
ユーモアがありとても楽しめるものです。
読み終わった後に改めて表紙を見ると、
印象が違ってみえてきます。

絵本 にゃーご 宮西達也
絵本 にゃーご 宮西達也

4匹の子供がいると言ったたまおじさんに、
自分たちがお土産にしようとしていた桃をあげるところは、
ただ純粋というより、相手を思いやれる子ネズミだなと感じます。
その優しさは、ちゃんと伝わるものなのです。

絵本 にゃーご 宮西達也

作品情報

絵本 にゃーご 宮西達也
絵本 にゃーご 宮西達也

にゃーご   すずき出版

作・絵:宮西達也

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