どんなお話?
おじいさんが狩人につかまってしまったきつねの家族は、
人間に見つからないように、山でひっそりと暮らしています。
山の上だけで生活し、谷におりることを禁止していますが、
山の上だけで遊ぶことに飽きてしまっているきつねのハーキンは、
父親ぎつね注意も聞かず
夜が更けると、こっそりと谷に下りては、山にないものをみつけて
楽しく過ごしていました。
ところがある日、森の門番に姿を見られ、
きつね狩りの好きな地主はさっそく猟犬を連れ狩りに出かけます。
それを知った、きつねの家族は、見つけられるのではないかと
気が気でありません。
しかしハーキンは、策をめぐらし、
その危機を脱するのでした。
好奇心
知らないことを知りたいという欲求、好奇心は
危険を伴うものかもしれません。
自分のした行動で、家族を危険にさらしてしまうわけですが、
観察し、知恵のあるハーキンは、
危険が過ぎ去るのをただやり過ごすことはしませんでした。
新しい世界が広げていくということは、
危険と好奇心が積み重なっていくのだと考えさせられます。
ジョン・バーニンガムさんの描かれる動物は
とてもかわいらしく、好きです。
作品情報
ハーキン 谷へおりたきつね 童話館出版
作:ジョン・バーニンガム
訳:あきのしょういちろう
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